日本の釣りが危機的状況?


あきらかに”ファミリーフィッシング”の減少を感じます!

昨今、レジャー白書等の調査で釣り人口の減少が話題になり、コロナ禍の2020年から2021年には10万人ほど増加しましたが、現在は減少傾向に戻っているようです。
釣具の展示会での業者間の話題は在庫の増加と、一部の人気の釣り関連の商品しか動かない等の後ろ向きの情報交換ばかりでした。フィッシングショーはそれなりに活気があるようでしたが、実質的な国内の市況は厳しさを増すばかりと言った感じでしょうか。


釣具の市況は海外が好調、インバウンド観光の盛り上がりで訪日外国人向けで高級な釣具は上昇傾向でしょう。しかしながら、足元、国内の市況を再度見つめ直して下さい。超少子高齢化が進む日本の各レジャー産業は、厳しい環境と激しい競争下で生き残りに必死です。釣具業界は不況に強い、岩盤顧客層がある等の過去の恩恵では勝ち残れません。底堅いファン層を作り直し、原点から釣りを見つめ直さなければと、実感する日々です。

私の住んでいる和歌山市の波止で感じる事は、釣りシーズン本番の秋ですらサビキを楽しむファミリーの姿が激変した事です。休日の人気の釣り場には子供の歓声が聞こえ、波止全体に活気が溢れていました。チョイ投げをする男の子も見かけなくなり、日中の波止は寂しさを感じます。早朝の時間帯はショアジギング、夕暮れはワインド等でのタチウオ釣りで賑わっていますが、ファミリー層の姿は明らかに少ないです。

サビキ釣りならアジやイワシ、投げ釣りならキスが手軽に狙えます。子供達にもチャンスがたくさんあり、十分に楽しめます。街の釣具店様にも、海辺の釣りエサ店様にもファミリーフィッシングのお客様はありがたい存在です。未来のスパーアングラーがこの中から生まれ、次の世代に釣りを伝えてくれるはずです。

Isui企画は、ファミリーフィッシングがより楽しめる製品開発に力を入れております。

1:女性や子供達が釣りをするにあたり、苦手な事や敬遠される理由を洗い出す。
2:「安全で安心して楽しく」を目指した釣具を提供したい。
3:”臭い””汚い”を無くし、釣り場の環境を保ちたい。

日本の釣りを未来に繋ぐため、釣り人と釣り場の確保に貢献したいと考えています!