釣具店の新戦略 その一 売上を5%伸ばす方法を考えましょう!

 

 

現状改善できる事を見つけましょう

「売上を伸ばしたい」経営者様や店長は常に思い悩みますよね。イッキに改善しようとすると、歪が出たりして良くありません。大金をつぎ込み、店舗改修したり移転したりするのはリスクを伴います。釣具店において現状改善の良いヒントが無いか、Isui企画の考え方の根本「釣具店店長歴の長い経験」からお伝えできればと思っています。出来る事の始まりは、今の状況を把握し改善点を見つけ出す。これが、少額の投資で5%アップのスタートです。

1:スタッフに”一つだけ”努力してもらう
「売上を上げたいので、頑張りましょう!」では、売上は上がりませんよね。また、あれもしてこれもしてでは、結局のところ何も出来ませんでしたに成りかねません。
各スタッフに得意な事を聞き出し、その良さを引き出しましょう。掃除や整理が得意な人には、今以上に店舗の整頓に精を出してもらいましょう。簡単な事ですが、この事がスタッフの意識を変えるのです。仕入れ担当者には週毎・月毎のおすすめ商品を見つけ出してもらい、アピールし展示してもらいましょう。販売担当者には、そのおすすめ商品をお客様に「この商品如何ですか」とお声掛けして頂きましょう。スタッフそれぞれの課題は一つだけで、各担当の得意分野を一つ努力してもらいながら、チーム全体の課題解決に導くのです。お店の中は整理整頓され、努力して仕入れた商品を心を込めて販売すれば、良い結果が得られるでしょう。

2:お店に”一つだけ”違いを出しましょう
店舗全体の改装は強力な手法ですが、度々行う事は容易ではありません。あちらこちらを模様替えしても、ご来店頂くお客様に対しては変化を感じていただけるメリットより、慣れない雰囲気に違和感を感じるデメリットが考えられます。季節の変わり目を感じる雰囲気づくりや、釣果の状況に合わせたレイアウトは当たり前ですよね。これが出来てなかったら、売上向上以前の問題です。明確な”違いの演出”が、お店を見違えさせるのです。

考え方の最初として、ライバル店には「無い一つ」を探そしてみましょう。どうしても釣具店のイメージは同じ感じがして、店舗間の違いが表現出来ていないモノです。やはり、一つだけ違いを強調するなら入り口付近か、レジ回りではないでしょうか?案外と見逃されているのが「臭いや香り」です。長い間釣具業界は男性社会の中で発展し、エサの臭いなども気にしないお店も多く存在します。来店した瞬間に爽やかな微香が漂っていれば、「あれ、このお店良い香りがする」と、良い雰囲気のお店と感じて頂けます。

又、レジ周辺にウィルス対策用の噴霧器などを作動させていると、「このお店は来店客を大切にしている」と思って頂けるのではないでしょうか。特にファミリー層や女性客に対して、良いアピールになると考えます。品揃えやレイアウトにとらわれず、臭覚を上手く利用するなはどうでしょうか?
又、他店にはない商品コーナーや便利グッズコーナーを、一つ設けてみてはどうでしょうか。最近は100円の便利商品を釣具に利用する動画も多く、釣具コーナーを拡充した100円ショップに顧客を奪われています。逆手に取って、釣具店の店員から見た「釣り人お困り解決用品」等を集めた、プロ目線からおススメするコーナーは魅力的です。ちょっとしたアイデアを想像し、売場を活性化する。低予算で少しだけ魅力を上げて、ご来店頂いたお客様にちょっとした驚きを演出しましょう。

一発逆転で売上を伸ばすではなく、少しづつ上昇トレンドに導く手法を考える。

先ずは、5%の売上アップを目指しましょう!