釣具店従業員の皆さまへ”一流の営業マン”になろう

インプットとアウトプットで、顧客との信頼関係を構築しましょう!

釣具店の皆様、ゴールデンウィークの成績は如何でしょうか?お天気も良く、行楽地は何処もかしこも、大賑わいでした。釣り場に関しては、インバウンドの恩恵は殆ど見られなく、取組みの遅さが気になる処です。又、日本釣用品工業会が第 27 回「釣用品の国内需要動向調査報告書」を発刊し、2022 年の釣用品国内出荷規模は対前年比 94.2%、11 年ぶりのマイナスになり、2023 年の釣用品国内出荷規模は対前年比 88.5%のマイナス見込と、先行きが不透明な状況になりつつあります。

こんな時こそ「ピンチはチャンス」と、ポジティブ思考で前進しましょう。

それでは、今回のテーマのスタートです。

釣具店の店員こそ、一流の営業マンを目指そう。

やはり、釣具店も物が売れなければ始まりません。釣具をたくさん売るには、販売力を上げなければなりません。その為に、店員が身に付けなければならないのが、営業マンのテクニックです。ビジネスの世界での営業力の定義として「製品・サービスをお客様に効率よく、なおかつ感情的に訴求する力」です。そして、学ぶのなら”一流の営業マン”を見習いましょう。

一流の営業マンとは

優秀な営業マンの特徴として、コミュニケーション力が高く、身だしなみに隙がなく、誠実さと責任感を持ち、常にアンテナを立て情報収集し、意欲的に行動しながら、レスポンスが素晴らしく早い。そして、人生に明確なビジョンを持ち、長期目標にコミットメントしているのです。

釣具店の店員が、一流の営業マンになるには

お客様の欲しい情報収集と、提供する価値を的確に示すための、コミュニケーションスキルが必要なのです。すなわち、「エンパシー」「アサーション」を身に付けねばなりません。お客様の立場になり代わり、その心情を察知する能力と、お客様の要望をしっかりと反映しつつも、自分の意見もきちんと伝える能力を、兼ね備えなければなりません。出来る営業マンは、空気感の作り方が抜群なんです。

釣具店に必要な「欲しい情報と提供する価値」とは

釣具店で大切なのは、商品知識と釣り場情報です。そして、よく釣れる釣り方なのです。釣具は日々更新され、年々改良された製品が続々と誕生します。出来るだけ新商品情報を収集し、その特徴をしっかりと把握することが大切です。釣果収集も毎日の変化を見逃さず、的確な情報を得ることが肝心なのです。釣り方の流行も年々変化し、タチウオだけでも沢山の種類の仕掛けが誕生します。その為に、釣具店の店員のインプットしなければならない情報は星の数ほどあり、一人での作業は不可能です。店舗スタッフ間で得意な釣りを中心にバランスよく振り分け、個々に集めた情報を共有化するのです。この作業ができたチームは強く、売上を拡大することが容易になるのです。

手に入れた新鮮な情報を、上手にアウトプットしましょう

来店されるお客様は様々で、個々の予算や好みを把握する事からスタートしましょう。それを踏まえて、最新の情報をお客様の要望に答えながら、自分の意見も織り交ぜて提供するのです。事実の裏付けがある情報は確実に信頼を勝ち取り、貴方の価値観を格段と上げるのです。伝え方一つを間違うと信頼を失い、大切な顧客喪失に繋がってしまいます。上手に良い情報をキチンと提供し、お客様との良好な関係を構築するアウトプットを身につけましょう。ここまでくれば、顧客ソリューションも容易になるのです。

顧客が抱える問題や課題を総合的に提供し、お客様との信頼関係が構築できれば、売上目標の達成が可能になるのです。

他店との差別化で一番肝心なのが、一流の営業マンが揃っている店舗なのです。